小樽天狗山スキー場
小樽天狗山スキー場 | |
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スキー場遠景 | |
所在地 |
〒047-0023 北海道小樽市最上2丁目16-15 |
座標 | 北緯43度10分41秒 東経140度58分24秒 / 北緯43.17806度 東経140.97333度座標: 北緯43度10分41秒 東経140度58分24秒 / 北緯43.17806度 東経140.97333度 |
標高 | 532 m - 200 m |
標高差 | 332 m |
最長滑走距離 | 1,247 m |
最大傾斜 | 40度 |
コース数 | 5本 |
索道数 | 3本 |
公式サイト | 小樽天狗山ロープウェイスキー場 |
小樽天狗山スキー場(おたるてんぐやまスキーじょう、英: OTARU TENGUYAMA SKI RESORT)は、北海道小樽市にあるスキー場。
概要[編集]
天狗山の斜面にあり、小樽港や石狩湾などを一望することができるビューポイントとなっている。北海道中央バスのグループ会社「中央バス観光開発」が運営している。周辺にはガラス工房やペンションが立地している。夏場は山頂の展望台まで「小樽天狗山ロープウエイ」を運行している。
全日本スキー連盟(SAJ)公認のスキースクールがある。
沿革[編集]
日本国内のスキーは、1911年(明治44)年にオーストリア=ハンガリー帝国の軍人テオドール・エードラー・フォン・レルヒ少佐が、新潟県の高田師団でスキー指導を行ったことに始まり[1][2]、翌年に小樽高等商業学校(現在の小樽商科大学)校長となる苫米地英俊が、高田からスキー3台を持ち帰ったことが小樽におけるスキーの始まりとなった[1][2]。1923年(大正12年)に天狗山において初の『全日本スキー選手権大会』を開催し、1927年(昭和2年)にジャンプ台「天狗山シャンツェ」を建設[1]、戦後には『国民体育大会冬季大会』スキー競技の会場となるなど[3][4][5][6]、小樽天狗山は各種スキー競技の開催地となった。
天狗山は営林局が所有しており、当初は小樽市がスキー場を開発・管理していた。1952年(昭和27年)に『第7回国民体育大会』開催に伴って北海道内で初めてリフトを設置し、1959年(昭和34年)に山頂までリフトを延長した[1]。1961年(昭和36年)に「A級国設スキー場」(国際大会が可能なスキー場)に指定され[1]、1967年(昭和42年)には天狗山シャンツェに90 m級のジャンプ台が完成した[7]。1978年(昭和53年)に北海道中央バスがスキー場を取得し[1]、「小樽天狗山ロープウエイ」などを設置して天狗山の観光開発に乗り出した[8]。なお、老朽化していた天狗山シャンツェは、1999年(平成11年)に大雪の影響によって倒壊したため、撤去した[9]。
施設[編集]
コース
- ファミリーコース
- ロングラインコース
- バンビコース
- 旧コース
- 新コース
- ダイナミックコース(現在は廃止されている)
索道
- ロープウェイ(小樽天狗山ロープウエイ)
- パノラマリフト
- 山頂ファミリーリフト
その他
- ロープウェイチケット売場・スキー場事務所
- 山頂展望台・山頂展望レストランてんぐ
- ヴィラ・マウンテング
- ザ・グラス・スタジオ イン オタル
- 小樽天狗山 本館
- 小樽天狗山 山麓館
関連する施設[編集]
2022年7月15日、赤井川村のDMO(観光地域づくり法人)候補法人の赤井川村国際リゾート推進協会によってウイングベイ小樽内に「小樽・きたしりべし スキー&アドベンチャーセンター」が開設された。センターには赤井川村のキロロリゾートのほかにスノークルーズ・オーンズ、小樽天狗山スキー場、朝里川温泉スキー場が参加し、小樽市内の宿泊者に向けて、各スキー場を「一つのリゾート」として周遊してもらうことを目的に各スキー場のリフト券販売やスキー・スノーボード用具レンタルを行っている[10][11][12]。
イベント[編集]
アクセス・駐車場[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 地域資源活用ビジネス (22).
- ^ a b “スキー発祥100周年 天狗山で早朝「ファーストラン」”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社 (2011年1月7日). 2019年3月18日閲覧。
- ^ “第7回大会(昭和27年・1952年開催)”. 日本スポーツ協会. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “第17回大会(昭和37年・1962年開催)”. 日本スポーツ協会. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “第35回大会(昭和55年・1980年開催)”. 日本スポーツ協会. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “第54回大会(平成11年・1999年開催)”. 日本スポーツ協会. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “天狗山”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1967年12月28日). 2019年3月18日閲覧。
- ^ “沿革”. 北海道中央バス. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “天狗山シャンツェ倒壊*ジャンプ王国の象徴 大雪に泣く*撤去決める*小樽市”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年4月14日). 2019年3月18日閲覧。
- ^ “4スキー場「はしご」して 赤井川の国際リゾート推進協 小樽に観光拠点 用具レンタル、リフト券販売”. 北海道新聞: p. 11. (2022年7月14日)
- ^ 小樽・きたしりべし スキー&アドベンチャーセンター (2022年7月7日). “小樽・きたしりべし スキー&アドベンチャーセンター 公式ウェブサイト”. 赤井川村国際リゾート推進協会. 2022年7月22日閲覧。
- ^ キロロリゾート (2022年6月28日). “ニュース&イベント 小樽・きたしりべし スキー&アドベンチャーセンター 7月15日にウイングベイ小樽にオープン!”. キロロリゾート. 2022年7月22日閲覧。
- ^ “小樽ゆき物語・余市ゆき物語”. 2019年3月18日閲覧。
参考資料[編集]
- “地域資源活用ビジネス (22) 小樽独自のビジネスモデル”. 小樽學. 歴史文化研究所. 2019年3月18日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 小樽天狗山ロープウエイ/スキー場
- 小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 (tenguyamaropeway) - Facebook
- 小樽天狗山ロープウエイ | スキー場 (@otaru_tenguyama) - Instagram